【緊急】身近な人からLGBTだとカミングアウトされた時の対処法

こんにちは、てらけんです。

ちょっと今、緊急で筆を走らせています。

というのも、ちょうど先日、Twitterでこのような投稿をしました。

 

書いてある通りですが、
大切な人が家族にLGBT(ゲイ)だとカミングアウトした結果
号泣されてしまい、彼も、その家族もひどく傷ついている状況です。

 

今は少し落ち着いたらしいけど、
この状況を間近で見ていて、僕も胸が痛みました。

 

そして、LGBT当事者としてオープンに発信していて、
しかもコピーライターでもある僕だからこそ
「今」伝えられることがあるんじゃないか。

そう思って、急いで筆を走らせています。

 

身近な人、友人や家族や子供や恋人から、
急にLGBTだとカミングアウトされる可能性は誰にもあります。

LGBTは左利きの人と同じくらいいるからです。

 

そんな時、
「知識」がないと「知らない」ことで「恐怖」を生み、
相手を「拒絶」してしまいます。

 

LGBT当事者が心を病んで自殺してしまったり、
カミングアウトに失敗して
自死を選んでしまう人も実はたくさんいるので、

この記事が、
誰かの少しでも役に立つことを本当に祈っています。

 

まず・・・

僕自身、LGBTとして20年以上生きてきて、
これまで何度傷ついたか分からないほど
色々な経験をしてきました。

 

PC1台で自由に起業してからは
オープンにしていますが、
それまではずっとクローズ。

 

親友や家族にすら1mmも言わなかった。

拒絶されるのが怖かったからです。

 

LGBTは
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの略で
それらをセクシャルマイノリティと言うのですが、

実は細かく分けると他にもたくさんあり、
総称でLGBTsと言ったりもします。

 

まぁ簡単に言うと、
一般的には「男性→女性」「女性→男性」のベクトルで
恋をしたりするのが普通だと思われていますが、

実際、
「男性→男性」
「女性→女性」
「男性→男性or女性」
「女性→男性or女性」
などもあれば、

心は女性で、体は男性、
みたいな人も存在しているということです。

 

僕の友人の例でいうと、

「心は男性で、体は女性。
でも、心(男性)の恋愛対象は男性だから、
見た目は女性だけど実際は〝ゲイ〟」

という人もいます。

これをトランスジェンダーゲイ、と言ったり。

ちなみにトランス(trans)は「超える」を意味しています。

 

…と、まず最初におさえておいて欲しいのは、
「LGBTは当たり前に存在している」
ということ。

 

生まれつき左利きの人がいるように、
生まれつき二重の人がいるように。

 

ちなみに先天的なものもあれば、
後天的なものもあり、人によって違います。

 

自分が知っている限り、既婚者で、
50歳になってから急に目覚めた
という人も知っています。

 

僕自身はもう幼い頃からゲイだったと思うので、
先天的かなと思います。

 

女性の友達はいるけど、
どんなに綺麗でも可愛くても、
その先の感情は湧いてきません。

 

で、「LGBTといっても、最近になってすごく増えてない?
昔はあまりいなかったと思うけど…」

という意見もあったので言わせてもらうと、

LGBTは「いない」のではなく、
「透明化されている」ということです。

 

時代が変わって
本当のことを言える人の総量が増えてきただけで、
実際は、昔も今もそんなに変わっていないんだと思います。

 

LGBTは国内で約13人に1人、
約900万人(未自覚者もいるから実際はもっとかな)
いると言われていて、

つまりあなたの周りにも、
当たり前に存在していると言えます。

 

ただ、90%以上の確率で透明化されています。

 

僕みたいにオープンな人は、
まだ日本でも圧倒的少数派だからです。

 

実際、周りのLGBT当事者の友人から統計を取ってみると、
日常的にオープンに生きてる人は0/10でした。

 

言うデメリットもあったり、
拒絶されるリスクがあるからだと思います。

 

だから完全に「透明化されている」ので、
まずはそのことを抑えておくといいと思います。

 

そして、

「LGBTって病気なの?
私の育て方が悪かったんじゃないかな…」

と悩んだり葛藤している人もいて、

実際、僕が実の母にカミングアウトした時も、
かなり困惑させてしまったなと記憶しています。

 

実際、年齢が上の人ほど、
LGBTを病気だと捉えたり、
治療した方がいいと助言してくる人もいます。

 

その結果、心を病み、
自死を選んでしまう若者もたくさんいるのです。

 

「知識」がないと「知らない」ことで「恐怖」を生み、
相手を「拒絶」してしまう、と書きましたが、
これは全てにおいて言えることです。

 

ビジネスもLGBTも病気のことでも、
無知は罪だとすら思っています。

 

知らないから相手を傷つけてしまう。

だからまずは真実を知ってほしいのです。

 

LGBTに関していうと、
病気でもないし、治療で治すとかの類ではありません。

 

左利きの人に
「なんであなたは左利きなの!右手に矯正しなさい!」
と怒鳴り散らかしても、相手は困惑するだけです。

 

男性が女性を自然体で好きなのと一緒で、
僕らも自然体で好きな人が好きなのです。

 

おそらく、テレビで
カバちゃんやおすぎとピーコ、
マツコデラックスなどが目立っているために、

「LGBT=オカマ」
みたいに思ってる人もまだ多いのだと思います。

 

今でも覚えていますが、中学生くらいの頃、
居間でとテレビを見ていた時、

「オカマが出てる!気持ち悪いね〜笑」

と言っていて、その時、ものすごい胸が痛みました。

 

「あ、自分も気持ち悪いのかも」と思ってしまって、
そういう積み重ねが、
いまだに自己肯定感の低さに繋がってると思うのです。

 

これは月1000万を稼いでも
まだ全部解決しないことだったりするので、
僕の中での課題です…。

 

忘れないでほしいのは、
LGBTはふざけてるわけでもなく、
オカマキャラを演じたいわけでもなく、

いたって普通に、好きな人が好きなだけです。

 

もっというと、LGBTsの中では、
「人に性的感情や恋愛感情を抱かない人」もいて、
アセクシュアルと呼んだりします。

 

アセクシュアルの人も、
生まれつき左利きの人が左利きであり続けるように、
それが、自然体なのです。

 

病気でもないし、不幸でもない。

それが当たり前であり、自然である、ということですね。

 

僕がいま運営している
ビジネス系のメルマガにも、
LGBTの人は一定数登録してくれていて、

「自分もLGBTとしてオープンに生きたい」

「親へのカミングアウトを考えている」

という返信もあれば、

「身内からLGBTだとカミングアウトされて
どうしたらいいか分からない…アドバイスが欲しい」

とメッセが来ることもあります。

 

1つ言えるのは、正解はないということです。

 

カミングアウトするのが偉いというわけでもないし、
オープンに生きてる人の方が凄いわけでもない。

 

いきなりカミングアウトされても
動揺せずに受け入れられる人の方が凄いというわけでもないし、

受け入れられない人がダメだ、という話でもありません。

 

ただ、もし誰かにカミングアウトされる時があったら、
相手は、場合によっては
10年、20年、30年という時の重みを背負い、ようやく口を開いた、
という事実だけは忘れないでください。

 

あなたのことを大切に思っていて、
愛しているからこそ伝えたくなったんだと思います。

 

そして同じく愛しているなら、
話を聞いて、寄り添ってあげてください。

 

結局、

「身近な人からLGBTだとカミングアウトされた時の対処法」

とは書きながらも、教科書みたいな答えはないのです。

 

人によっては時間もかかると思います。

1年、2年、3年と時を経て、
ようやく相手のことを受け入れられるかもしれない。

 

また、理解できなかったとしても、
それは仕方ないと思うのです。

 

「LGBTだとカミングアウトされても、
そういう人もいるんだと思い、理解に努めましょう」

なんて書いてある記事もあったけど、
お話にならない。

著者はきっとLGBT当時者じゃないと思います。

 

理解はできなくても、
相手のことをゆっくりと知っていく。

時間がかかってもいい。

その姿勢にこそ愛がある気がします。

 

だからカミングアウトされて困惑してる側は、
仮に〝今〟理解できない状態だとしても、
自分を責めないでください。

 

相手のことも責めないで欲しい。

どちらも悪くないし、
時間がかかるのがある意味普通だからです。

 

僕も、実の母にカミングアウトをした後、
正直ちょっと後悔もしました。

やっぱり墓場まで持っていった方がよかったんじゃないか、って。

でも伝えたかったのです。

僕は幸せですよ、と。

ただただ、あなたのお陰で幸せに生きていますよ、と。

 

LGBTというだけで、不幸だ、可哀想だ、
と決めつけてくる人もいます。

 

それは完全に間違っていて、
不幸かどうかは、その人次第です。

 

僕もずっと苦しんできたし、
葛藤ばかりの人生だったけど、
今では幸せに生きれています。

 

LGBT=不幸、
という図式が成り立たないことを、
自分の身をもって証明してきました。

 

これは異性愛者でも同じで、
幸せな人は幸せだし、不幸な人は不幸なのです。

 

あと、1つ注意点を挙げておくとすると、
「アウティング」には気をつけた方がいいです。

 

これは本人の了承を得ずに、
勝手に周りに暴露することを指します。

 

ぶっちゃけ僕はかなりオープンなので
友人が友人にアウティングをしても1mmも問題ないし
むしろそれで輪が広がっていくので感謝ですが、

一般的にはアウティングは「悪」とされてます。

 

カミングアウトをしてきた人は、
大切な人にしか伝えたくないはずです。

その気持ちを、背景を、ぜひ汲み取ってあげてほしいです。

 

そうそう、例えば2015年には
一橋大学アウティング事件というものが起きました。

 

これは一橋大学院の学生が
同性愛者であることを
友人にアウティングされたのをきっかけとして
心身に変調をきたし、校舎から転落死したとされる悲しい事件です。

 

裁判も起こされましたし、
個人的にもすごくショックな事件でした。

他人事とは思えなかった。

 

また、思春期の友情・同性愛を描いた
『最初で最後のキス』という映画があるのですが、

これも、ネタバレになりますが、
実際に2008年にアメリカ・カリフォルニア州で起こった
『ラリーキング事件』という悲しい事件を元にしています。

 

…これは、15歳であるLGBT・ゲイの少年が、
教室で同級生に射殺された事件です。

彼は事件の数日前、
加害者の少年に告白をしていました…。

 

実はこの映画の試写会に招待して頂いたことがあり、
(その時、チャンネル登録者数が10万人以上いるLGBT系YouTuberもいた)

映画館で、鑑賞し終わったあと、
衝撃でしばらく立てませんでした。

 

というのも「知識」がなかったために、
「知らなかった」ために、
こんなに悲しい事件が起きてしまった。

 

銃殺をした少年は加害者であり、
被害者のような気もしたんです。

 

もし知っていたら、知識があったら、
「恐怖」なんて生まれなかったはずです。

でも「恐怖」が生まれた結果、
「殺人」まで起きてしまったという…。

僕もビジネスで自動で
何百万、何千万と収益化している姿を見られて
怖がられたことがあります。

 

それも結局、知らないから怖いんですよね。

知っていたら何も怖くないし、全てが普通だと気づく。

 

ぶっちゃけ、LGBTの差別や偏見はなくならないと思っています。

それは構造的に仕方がないことなのかなと。

 

でも、LGBTが当たり前に存在していて、
病気でもなんでもないことを
「知っている人」が増えたら、

自殺者も、殺人者も、グッと減るはずです。

それは理想論ではないと思うんです。

 

だからぜひ、まずは知ってあげてください。

時間がかかってもいいのです。

 

ゆっくと、深くまで相手のことを知っていくこと。

 

これはLGBTに限らず、
このインターネットが発達した現代社会において、
我々に最も必要なことなのかもしれません。

 

そしてLGBT当事者の人は、
何も間違っていないし病気でもないし不幸でもないので、
自信を持って生きていきましょう。

 

いつか「この人生でよかった」と思えるように、
歩みを進めていくしかないのです。

 

僕がそうであったように、
一生暗いままの出口のないトンネルなんて存在しません。

必ず、光源はある。

 

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