【レポート掲載】優秀なマーケターに欠かせない要素

どうも、てらけんです。

 

一流マーケターと三流マーケターの差は、
スキルの差、持っているツールの差ではありません。

 

10年前、いや100年前から変わらない
「人の想いや心」に着目し、
そこに寄り添えるかどうか。(めちゃめちゃ大事)

 

シンプルなんだけど落とし穴。
機械人間ほどハマりやすい。

 

一歩間違えるとまずい方向に
いってしまいます。

解説していきますね。

 

・・最近まで僕は、
(自称)優秀なWebマーケターとよく絡んでいました。

僕は彼を信じ、一緒に事業をしていたんですね。

 

でも結論、関わることをやめました。
何がいけなかったのか。

 

まずマーケターの仕事って、
商品・サービスを広めたり、
販売までの導線を作っていくことです。
(定義は色々ありますが)

 

例えばライザップという商品がありますが、
あれにもマーケターががっつり絡んでいます。

 

痩せたい人が悩んでいることと
ニーズを徹底的にリサーチし、
ライザップという商品を開発し、
それを世に広め、浸透させていく。

 

営業せずとも、
「ライザップ受けたいです」
という人をたくさん生み出していますよね。

 

これをWeb上で行う人のことを
Webマーケターというわけなのですが、
一般的に優秀なWebマーケターって、

・Web、SNS周りの知識が豊富
・広告に関する知識も豊富
・あらゆることに関する知識と経験が同時に備わっている

などなどあると思うんですけど、

彼もまた、知識も普通よりかは豊富で、
月額10万ぐらいするWeb・SNS解析ツールみたいなものも導入していました。

 

しかし、イマイチ結果が出ない。

 

彼の発言を信用し、
僕はWeb・SNS周りの企業案件(BtoB)を振っていましたが、

発言と実際の成果の乖離が目立ちました。

 

最終的には「もうだめだ」と思って切ったのですが、
何を最終判断基準にしたのか?

 

それは、「人の心に寄り添えているかどうか」です。

 

彼は確かに普通よりかは優秀かもしれない。

知識・スキルもあると思うし、高額ツールまで導入している。

 

でも、一番大事なことが欠陥していたんですよね。

 

オフラインであれオンラインであれ、
ビジネスをする以上、目の前には「人」がいます。

 

この文章を読んでいるあなたもまた「人」です。

 

人には心があります。心があって想いがある。

それぞれ人の数だけ物語があり、その物語の中で懸命に生きてるんです。

 

で、それが真理であり事実。
覆すことはできません。

ロボットを相手に商売はできないですから。

 

そう、Webを使って商品・サービスを広めていく際、
ツールを使って細かい数字だけを見てロジカルに判断を下していっても、

「人の心に対する配慮」が少ないと、
どこかで壁にぶちあたります。

 

 

例えば新製品のスマホを広めていきたいとします。

その際、

「このスマホは最新のディスプレイで今までの反応速度の1.5倍!さらに既存のものよりも小型になり、軽量化が実現できました!」

なんていうワンパターンの宣伝文句で広めていこうとすれば、
それは最新のスマホやガジェットが好きな一部の層にしかウケません。

 

高齢者層にはスマホの最新の機能面よりも、

「簡単な操作で30秒もあればすぐに孫と顔を合わせて会話が可能です。従来のものよりもシンプルになりました」

と訴求した方がウケるわけで。

 

これはちょっと極端な例ですが、
心に寄り添うことできない人は、
こういう切り分けもできなくなってしまうんです。

言われないと気付かずについついやってまったり。

 

さらにはクライアントとのやり取の中でも、
心に寄り添えない=想像力が欠如している、というわけで、
相手に不安や怒りを抱かせてしまうメッセージを悪意なく送ってしまったりするんです。

 

事実、彼のお陰でクレームが発生したこともありました。

 

以上の経験から、僕は確信していることがあります。

 

「人の心や想いに寄り添えないWebマーケターは一流になれない」

「逆に、知識やスキルがまだ弱くても、ちゃんと人の心に寄り添えたり、人の痛みを理解できる人は、優秀なWebマーケターになれる」

ということ。

 

これはマーケティングの話に限らず、
ビジネス全般でも言えることです。

 

別に学歴もスポーツでの受賞歴も資格も必要ない。

 

もちろん知識とスキルはあった方がいいけど、
知識とスキルがフル装備でも
人の心が分からない人は稼ぎ続けることができない。

 

痛みに寄り添い、深く想像し、
そこに解決策を提案するという流れを構築できないんです。

 

例えば、薄毛対策の育毛剤を売りたいとしますよね。
アフィリエイトとかで。

 

そしたら、痛みに寄り添い、深く想像できる人は、
「薄毛の人」を具体的にイメージしながら書くことができます。

 

「ハゲだとモテないですよね!今すぐモテたいあなたにおすすめの育毛剤→○○○」

だとあまり売れません。

 

「薄毛が目立ってくるようになると、鏡を見るたびに自信がなくなりますよね。あの頃はあんなにフサフサだったのに…と、ついつい10年以上も前の自分と重なってしまう時もあるでしょう。薄毛によって男としての自信もなくなり、なんだかオシャレをするのもバカバカしくなって、適当な服とか適当なカバンとか買っちゃって、男としての魅力を諦めかけてる人も多いと思います。カツラを被っても馬鹿にされるだろうし、植毛するのにも100万以上かかる。加えて育毛剤は数が多すぎて何を信じたらいいか分からない。…何を隠そう、以前の僕はあなたと全く同じ状況からこの育毛剤に出会い、人生を激変させました。おでこのM字のところがハゲかけていたのですが、この育毛剤のお陰でじわじわ生えてきたんです。beforeとafterの画像も載せているので、ぜひ見てみてください→○○○」

とかだと、売れていきます。

 

「鏡の中に昔の自分を投影させる」というのは、
薄毛に悩んでいる人に限らず、あるあるだと思います。

 

「昔はもっと痩せてたのになぁ」とか
「昔はもっとイキイキとしてなかったっけ…?」みたいな。

 

で、こういうのを5分とか10分ぐらいでパパッと思いつくためには、
日頃から人の発言、行動、心の動きに着目していく必要があります。

 

そして対極にいる人の価値を理解する姿勢を持つことが大事です。

 

「パチンコとかないわ。パチンコに依存してる人、全員ダメ人間だと思う」

と切り捨てることは簡単。

 

でもそこをグッとこらえて視点を変えてみる。

対極にいる人を理解してみようと試みる。

 

もしかしたら、パチンコに依存してる人は
パチンコが好きで行ってるわけではないかもしれない。

 

どこにも居場所がなく、趣味もなく、友達も少なく、なんとなく足を運んでみたパチンコ。

 

そこで当たった時に出る音、演出。

 

家にも職場にも居場所がないし、当たった時に気持ちいい
(その気持ちよさは家や職場ではまかなえない)からこそ、
パチンコに入り浸っている。

 

じゃあ根本にあるのは「居場所ほしさ」であり「実はみんな寂しい」のかもしれない。

 

そういう人たちをターゲットに、
オンラインで居場所を作ってあげたらビジネスとしてマネタイズできないだろうか?

 

…みたいに、思考を掘り下げてみる。

そしたら全く違う角度から見ることができるし、新しい気づきがあります。

 

そして人の心や想い、
痛みに寄り添うことができるようになり、
人としても成長するし、成長した分、収入も自然と上がっていきます。

 

話を戻すと、彼は性格というか性質なのか、それが元から欠落していました。

 

自覚もできていないし、アドバイスに対して聞く耳も持っていなかった。

 

そして対極にいる人の価値を理解する姿勢を持ってこなかった。

 

Webマーケターだからといって、
Web周りの知識があればOKではないんですね。

むしろ本質はそこじゃないというか。結局、相手は常に人なので。

 

ということを自身の経験から思ったのですが、実はこの話、まだ続きがあります。

 

僕はその彼の欠落部分に着目し、改善できない様子を察知し、
一緒に事業していたのをやめたわけです。

 

クビじゃないですけど、人間関係の問題もあり、
仕事以外の面でも関わるのをやめました。

 

で、その後、先輩かつ尊敬している経営者に相談してたら、

 

「そういう人から逃げるなよ。切って終わりにするのは簡単。でも信じのたはお前だし。
もっと早い段階で、そいつが欠落している部分に気づき、お前の方から寄り添って向き合うことができたら結果は変わったかもしれない。最後くらい逃げずに向き合えよ。全部切って終わり、じゃなくて、胸を張って向き合っていくことでしか終わりは来ないから」

と言われまして…

 

あぁ、確かに、と思いました。

 

昔はドン底にいたし人生を呪ってたレベルですが、
今では起業して経営者になった自分。

 

でもこんな偉そうに書いている僕もまだまだ人間としては未熟です。

 

彼を切る前に、僕の方からもっと寄り添い、向き合うべきだったのかもしれません。

ダメだ…と思っても諦めず、ぶつかっていくべきだったのかもしれません。

 

それこそ対極にいる人間です。

 

対極にいる人を切ってしまうと、
また同じような人が現れた時に、
同じように切ることになってしまいます。

 

だから僕は、
その先輩経営者のご指摘・お叱りを受けて、
彼とやり取りを交わし、
ちゃんと最後は向き合ってお互い前に進めるようにしました。

 

対極にいる人に対して拒絶の心はどうしても生まれてしまうと思います。

 

でもだからこそ、寄り添うことに価値がありますね。
実体験を通して思いました。

日頃から習慣づけていきましょう。
必ず実になり、花を咲かせます。

 

僕もそう信じて、色々な人と向き合い、
人間としてもSNSマーケターとしても成長し続けることができたらいいな〜と思いました。

 

以上、これからあなたがビジネスをやっていくとしたら、
核になる、本当に大事なことをまとめたレポートでした。

 

p.s

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