【実話】藤田の憑依物語。衝撃の事実も公開【闇】

こんにちは、Kです。

いつもはわりと有益なガチ記事メインですが、今回はちょっと違います。

まず以下のツイートをご覧ください。

これは完全なる実話なのですが、「何これ…」「続きは?」「気になる」といったメッセージを複数頂き、今回、続きを書くことにしました。

今でも思い出すと怖いです。本当なんだったの…という。

最初から書いていきます。

ただ書くだけだとつまらないので、小説チックに書きます。とはいっても完全ノンフィクションです。

思い出せない部分はフィクションで書きますが、95%はノンフィクションだと思ってください。

それでは、お楽しみください。

※人名は一部変えています。

藤田の憑依物語。衝撃の事実

「藤田さん!藤田さん!」

そう叫んだ平井先生の声など耳にも入らない様子の藤田。藤田は「ちょっとおかしい」と一部で噂されていたのだが、ここ最近、さらに様子が変だった。

なにせ「憑依体質」らしく、気が付いたら白目になり、虚ろに歩いていることもしばしば。

最初は演技かなと思っていたが、もし仮に演技だとしたら、女優になれるレベルである。

「藤田さん!校舎の中に戻りなさい!」

この時藤田は、校舎から飛び出て、目の前にある道路に飛び込もうとしていた。

平井先生、森田先生、保健室の先生、みんなで藤田を抑えにかかる。憑依時の藤田の力は強く、行動も早い。うっかりしていると、校舎を飛び出し、どこか知らない街に行ってしまうような勢いだった。

「藤田さん!大丈夫?!保健室に行きましょう」

捕獲された藤田は保健室へ。なぜかこの時、僕も保健室に向かった。昼休みだった。

「一体どういうことですか?一緒にいましたよね?演技ではなくて?」

数名の先生から僕に対する質問の嵐。藤田と僕は比較的仲がいい。というより、藤田、澤柳、白井、二宮、僕という、仲良し5人グループがあった。

最初は普通だったのに、ある日から急に憑依体質になってしまった藤田。僕らの中でも、当然溝ができはじめていた。

「分からないですけど、多分本当だと思います。黒いものが見れると言っていましたから」

僕は先生達に向かってそう答え、保健室の隅っこを見た。

気のせいだったかもしれないが、黒い何かが見えた気がした。藤田に憑依していたヤツが出てきたのかなと思ったが、藤田に確認することもできない。彼女はベッドで魂が抜けたかのように寝ていた。

僕はこの時、半分は信じていたが、半分は信じていかなかった。目の前の出来事があまりにも怖くて、全て嘘だと信じたい自分もいた。

結局この日は僕も藤田も早退。翌日からは何事もなかったかのように平和な日々が続いた。

 

ある日、「もう藤田は憑依しなくなったのかな?」と思い、仲良し5人組でカラオケに行くことにした。土曜日だった。地元のカラオケ屋は古くて汚い。

藤田、澤柳、白井、二宮、僕の5人は、ただ純粋に、カラオケを楽しんだ。みんなオレンジレンジが好きだった。

2時間ぐらい経過したある時、「アアアアア」と唸り始める藤田。見ると、顔は真っ青で、口を半開きにしてた。

「大丈夫?」と心配する白井。白井と藤田は特に仲良しで、女子の間でもレズビアン説が流れていたぐらいだ。

「ここを出よう」と藤田。意識はあるようで憑依はしていなかったと思うが、「ここにいたらまずい」ということをきっと肌で感じたのだろう。

カラオケ屋に霊が出るというもよく聞く話だ。

僕らは逃げるようにして店を出た。鳥肌が立ちまくっていたのを覚えている。

 

「デパートに行こう」と二宮が言った。二宮は僕の親友で、グループの中では陰のリーダー的存在だった。

デパートはカラオケ屋の近くにある。地元民は休日になるとみんなここに集まり、食べ物を買ったり、服を買ったり、100ショップで買い物したりする。

イオンを小型にしたものだと思ってもらえればいい。時間を潰すのには最適な場所だ。

そのデパートの一階、フリースペースで、事件は起こった。

「アアアアアアアアアアアアアアアアア」と叫び、急に倒れる藤田。いきなりすぎる。前兆がなかったので全員が驚いた。

今回はただの憑依とは違ったようで、目を白目に剥きつつ、口から泡を吹いていた。完全にイっていた。意味が分からない。

全身を痙攣させ、小刻みに震えていた。澤柳と二宮と僕はドン引き。流石に怖すぎた。

白井はすぐさま藤田に近寄り、大泣き。「藤田〜!!!!!!目を覚まして!!!!!ねえってば!!!!お願い!!!!私のこと分かる???返事して!!!!!」

大声だったので、近くにいた大人はみんな近寄ってきた。「誰???????」と返答する藤田。どうやら記憶喪失(?)になってしまったようだった。

白井は泣きながら「救急車をお願いします!!!」と叫んだ。近くの大人達がすぐに対応してくれて、ものの20分足らずで救急車は来てくれた。

正気、この前後の記憶が、抜け落ちている。

これは夢ではない。本当にあった話だ。二宮とは社会人になってからも何回か会い、この時の話をしている。「アレ、覚えてる?あれ、夢ではなかったよね?」と。

この時どうやってそれぞれが帰ったのか、何を話したのか、学校の先生にはどう説明したのか、さっぱり覚えていない。

やけに気味の悪い夏だった。それだけはハッキリ覚えている。

もしかしたら夏休みの出来事だったかもしれない。

 

それから、僕ら5人で会うことは一切なくなった。この日のことは誰も話さなくなったし、連絡を取り合ったり、仲良く話したりすることもない。ただただ、時間だけが流れていく。

いつの間にか中学を卒業。高校、大学へと進学し、もう何年も経っていた。

定期的にこのことを思い出しては、「あれは何だったのか…」と振り返っているが、答えは出てこなかった。

 

そんな時、藤田が急に実家の前に現れた。そう、現れたのだ。

この日、僕は家を留守にしていた。母親から聞いた話をそのまま話そう。

「あんたが大学に行ってる間、女の子がピンポーンってインターホン鳴らしてきたよ。いきなり。留守にしてるよって言ったら”藤田が来た”ってことだけを伝えておいてください、だってさ。彼氏?らしき人の車に乗ってきたみたい。また来るって言ってたよ」

嘘だろ、と思った。嘘であって欲しかった。

もう何年も経っているのに、今さら?

全身に鳥肌が立った。もう本当に絡んでこないで欲しかった。親へは「藤田がまた来ても、僕は居留守を使うから」と言い、代わりに対応してもらうことに。

その1年後、藤田はまた来た。幸いなことに、僕が外出している時だったからよかったのだが。

「メールアドレスを渡されたよ。今すぐに連絡してくださいだってさ」

母親も不審がっていたほど、藤田の雰囲気・オーラは相変わらず異常だったらしい。そもそもなぜ実家の場所を知っているのか?

 

それから僕は、県外へ就職した。もう藤田と会うことは二度とないだろうと思っていた。

そしてある日、ご縁があって白井と一瞬だけ再会できたのだが、そこで衝撃的な事実を聞いた。

「あの日のこと」を笑いながら話していたのに、その話を聞いた瞬間、僕は全く笑えなくなったのだ。

「実は、藤田さ、あの憑依のやつ、全部嘘だったみたいよ。K(僕)のことが好きだったみたい。それで気を引かせるために、あそこまでの演技をさ。デパートで倒れて泡吹いて救急車に運ばれたやつも、演技だろうね。演技だと知っていたけど、私も大泣きしてやった。今回は本当かな?と思って怖かったのもあるし、あそこで泣いておかないとダメかなと思って」

???

全て演技?どういうこと?

思考停止しそうになったが、なんとか理解した。それなら、藤田がストーカーまがいに僕の実家まで押し寄せてきたのも納得できる。

話しぶり的に、白井はそれに加担していたようだった。二人とも演技派女優かよ。色々な意味で怖すぎる。

 

ということで、「霊」の仕業かと思っていたが、全ては気を引かせるための作戦だったということ。

白井の発言そのものが嘘の可能性もあるので、真相は分からない。藤田には二度と会いたくないし、会うつもりもないから。

霊より人間の方が恐ろしいというのは、こういうことだろうか。

身の回りで憑依体質な人がいたら気を付けていただきたい。本当に”霊”が憑依しているのか?と見極める必要があるだろう。

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